ディアフラムとはどのような避妊具?
ディアフラムは、女性が膣に装着する避妊具の一種です。子宮の入り口を物理的に塞ぐことで、精子の子宮内への侵入を防ぎます。
ディアフラムは歴史的には非常に古くからある避妊方法で、20世紀初頭から広く使われてきました。現在でも、確実性の高い避妊方法として世界中で使用されています。
ディアフラムの避妊原理
ディアフラムは、子宮の入り口を物理的に覆うことで精子の侵入を防ぐ方式の避妊具です。
具体的には、柔らかい環状のシリコーン製の膜であるディアフラム本体を、膣の奥深くにある子宮の入り口まで挿入します。これにより、精子が子宮に到達することを阻止します。
ディアフラムは、避妊のためではなく月経の調整を目的として使われることもあります。月経時の出血を抑えるのに効果的だからです。
ディアフラムの避妊効果は?
ディアフラムを正しく使用した場合、避妊効果は非常に高いとされています。
正しく使用した場合の1年間の避妊失敗率は約6%と推定されています。つまり、100人の女性がディアフラムを正しく使い続けた場合、1年間で約6人が妊娠してしまうということです。
一方で、ディアフラムの使用方法を誤ると、避妊失敗率は最大で29%にまで上がるといわれています。正しい装着や使用のタイミングを守らないと、避妊効果が著しく低下してしまうのです。
避妊失敗の主な理由
ディアフラムの避妊効果が低下する主な理因は以下の通りです。
- ディアフラムの装着が不適切
- 性交渉の度にディアフラムを装着し忘れる
- ディアフラムの破損や変形
- 前戯中にディアフラムが動いてしまう
- ディアフラムの適切なサイズが選べていない
これらの理由から、避妊に失敗してしまうケースが多数報告されています。ディアフラムを正しく使うことが、高い避妊効果を得るコツです。
ディアフラムと性病予防
ディアフラムは、精子の侵入を物理的に阻止する避妊具ですが、性病の予防効果もあるといわれています。
ただし、性病予防効果はコンドームほど高くはありません。ディアフラムは膣内で精液の流入を防ぐのに対し、コンドームは亀頭部分を直接覆うため、より広範囲の性器への接触を防げるのです。
そのため、性病予防の観点からは、ディアフラムとコンドームを併用することをおすすめします。双方の特性を活かせば、確実な避妊と性病予防が期待できます。
ディアフラムの入手方法
ディアフラムは、医師の診察を受けた上で処方される避妊具です。自分に合ったサイズのディアフラムを見つけるためには、医師の診察を受けることが不可欠です。
ディアフラムは医療機関で処方されるため、一般の薬局などでは入手できません。産婦人科や女性専門クリニックなどで、医師に相談して適切なディアフラムを処方してもらいましょう。
ディアフラムの正しい使い方
ディアフラムを効果的に使うためには、以下のような手順で正しく使用する必要があります。
- 性交渉の30分1時間前にディアフラムを膣内に挿入する
- 膣の奥深くにある子宮の入り口まで、ディアフラムを確実に押し込む
- 性交渉後も6時間以上、ディアフラムを着けたままでいる
- 使用後はすぐにディアフラムを取り出し、石鹸と水で洗浄する
ディアフラムの使用を忘れずに、毎回の性交渉前に着用することが大切です。さらに、ディアフラムの破損や変形には十分注意し、定期的に新しいものと交換しましょう。
避妊効果を高めるポイント
ディアフラムの高い避妊効果を得るには、以下の点に気をつける必要があります。
- 医師に相談して自分に合ったサイズのディアフラムを見つける
- ディアフラムの装着方法を正しく習得する
- 性交渉の30分1時間前に必ずディアフラムを装着する
- 性交渉後も6時間以上、ディアフラムを着けたままでいる
- ディアフラムの破損や変形がないかこまめに点検する
これらのポイントを押さえれば、ディアフラムを用いた避妊は非常に効果的です。
特に、自分に合ったディアフラムのサイズを見つけることが何より大切です。医師に相談して、正しいサイズのディアフラムを処方してもらいましょう。
まとめ
ディアフラムは、女性が使用する避妊具の一つです。子宮の入り口を物理的に覆うことで、精子の侵入を防ぐ仕組みになっています。ディアフラムを正しく使用すれば、非常に高い避妊効果が期待できます。一方で、使用方法を誤ると避妊に失敗しやすくなります。
ディアフラムの使用にあたっては、医師に相談して自分に合ったサイズを見つけ、正しい装着方法を習得することが重要です。さらに、性交渉の度にディアフラムを忘れずに装着し、6時間以上の装着を続けるなど、適切な使用方法を心がける必要があります。
ディアフラムは、確実な避妊と性病予防に役立つ優れた避妊具です。ぜひ、この機会にディアフラムについて理解を深めていただければと思います。






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