5月になると、春本番を迎える野菜がたくさん登場するようになります。暖かくなってきた季節の変化を感じさせる新鮮な野菜たちは、私たちの体に良い影響を与えてくれるはずです。今回は栄養士の視点から、5月の旬野菜について詳しく見ていきましょう。
5月の旬野菜
5月の主な旬野菜は以下の通りです。
- トマト
- なす
- ズッキーニ
- きゅうり
- ししとう
- トウモロコシ
- パプリカ
春の訪れとともに、色鮮やかな野菜たちが登場しています。それぞれの特徴や栄養価、選び方、効果的な調理法を見ていきましょう。
トマト
5月になるとトマトが旬を迎えます。
【栄養価】
トマトはカロテノイドの一種であるリコピンが豊富に含まれています。リコピンには強力な抗酸化作用があり、がん予防や心臓病予防に効果的です。
また、トマトはビタミンCやビタミンKも豊富に含まれています。ビタミンCには免疫力アップの効果があり、ビタミンKは血液凝固を助ける働きがあります。さらに、食物繊維も含まれているため、腸の健康維持にも役立ちます。
【選び方】
トマトを選ぶ際は、赤色が均一で、艶のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
なす
5月は最も旬を迎えるなすの季節です。
【栄養価】
なすはアントシアニンという色素が豊富に含まれています。アントシアニンには強力な抗酸化作用があり、しみやしわの改善などの美容効果が期待できます。
また、なすにはビタミンB1、ビタミンB6、食物繊維も含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、ビタミンB6は体内の代謝を促進します。食物繊維は便秘予防や腸内環境の改善に役立ちます。
【選び方】
なすを選ぶ際は、艶のある濃い紫色で、重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
ズッキーニ
軽快な風合いのズッキーニも、5月が旬の時期です。
【栄養価】
ズッキーニはビタミンA、ビタミンC、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンAには抗酸化作用があり、ビタミンCは免疫力アップに効果的です。食物繊維は便秘予防や腸内環境の改善に役立ちます。
また、ズッキーニにはミネラルバランスも良好で、カリウムやマグネシウムなどが含まれています。体内の水分や電解質バランスの維持にも寄与します。
【選び方】
ズッキーニを選ぶ際は、表面が滑らかで、重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
きゅうり
爽やかな風味のきゅうりも、5月が旬の時期です。
【栄養価】
きゅうりはビタミンC、ビタミンK、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。ビタミンKは血液凝固を助ける働きがあります。食物繊維は腸内環境の改善に役立ちます。
さらに、きゅうりには水分が多く、クエン酸などの有機酸も含まれています。これらの成分により、体内の熱を和らげる効果が期待できます。
【選び方】
きゅうりを選ぶ際は、しっかりした重量感があり、曲がりくねっていないものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
ししとう
5月はピリッとした辛みのししとうが旬を迎えます。
【栄養価】
ししとうはビタミンC、ビタミンA、カロテノイドが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。ビタミンAは眼の健康維持に役立ちます。カロテノイドにも抗酸化作用があり、美肌効果が期待できます。
また、ししとうにはカプサイシンという辛み成分が含まれており、抗菌作用や痛み緩和効果も期待できます。さらに、食物繊維や鉄分なども含まれています。
【選び方】
ししとうを選ぶ際は、鮮やかな緑色で、しっかりした重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
トウモロコシ
5月から夏にかけて、トウモロコシが旬を迎えます。
【栄養価】
トウモロコシはビタミンB1、ビタミンB6、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、ビタミンB6は体内の代謝を促進します。食物繊維は腸内環境の改善に役立ちます。
また、トウモロコシにはカロテノイドの1種であるルテインも含まれています。ルテインには眼の健康維持や白内障予防に効果的です。さらに、マグネシウムやリン、亜鉛などのミネラルバランスも良好です。
【選び方】
トウモロコシを選ぶ際は、しっかりとした重量感があり、糸がしっかりしているものを選びましょう。保存する際は野菜室で2-3日が目安です。
パプリカ
5月からパプリカが旬を迎えるようになります。
【栄養価】
パプリカはビタミンA、ビタミンC、カロテノイドが豊富に含まれています。ビタミンAには抗酸化作用があり、ビタミンCは免疫力アップに効果的です。カロテノイドも強力な抗酸化作用を有しており、美肌効果が期待できます。
さらに、パプリカにはカプサイシンという辛み成分が含まれています。カプサイシンには抗菌作用や抗炎症作用があり、痛み緩和効果も期待できます。食物繊維も豊富です。
【選び方】
パプリカを選ぶ際は、しっかりした重量感があり、表面がきれいなものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
スーパーでの購入時の注意点
5月は旬の野菜が豊富な時期ですが、価格も高めになる傾向にあります。特に人気の高いトマトやパプリカなどは品薄になりやすく、良質なものを見つけるのが難しい場合もあります。
また、産地によって味わいや食感が異なることもあるので、定期的に産地やお店を変えて比較するのが良いでしょう。
価格帯
5月の旬の野菜の価格帯は以下の通りです。
- トマト:1kg 300-500円
- なす:1本 100-200円
- ズッキーニ:1本 100-200円
- きゅうり:1本 50-100円
- ししとう:100g 100-150円
- トウモロコシ:1本 150-300円
- パプリカ:1個 150-300円
保存と下処理
これらの野菜は冷蔵庫の野菜室で3-4日程度保存可能です。ただし、傷みやすい部分は取り除いて、清潔な状態で保存しましょう。
下処理の際は食べる部分を丁寧に洗い、カットする際は食べやすい大きさに揃えると調理がしやすくなります。
効率的な栄養摂取
5月の旬野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なのが特徴です。これらの栄養素を効率的に摂取するには、以下のような調理方法がおすすめです。
また、これらの野菜を組み合わせて調理すると相乗効果が期待できます。例えば、トマトとパプリカを使ったサラダは、ビタミンやミネラル、抗酸化作用が期待できる好バランスの一品です。
産地情報
これらの5月の旬野菜の主な産地は以下の通りです。
- トマト:熊本県、愛知県、静岡県
- なす:熊本県、鹿児島県、宮崎県
- ズッキーニ:熊本県、鹿児島県、宮崎県
- きゅうり:高知県、千葉県、茨城県
- ししとう:宮崎県、鹿児島県、熊本県
- トウモロコシ:茨城県、千葉県、埼玉県
- パプリカ:高知県、徳島県、熊本県
季節や気候の変化により産地が変わることもあるので、定期的にチェックしましょう。
雑学:トマトの品種
トマトには赤、黄、オレンジなど様々な色のものがありますが、それぞれの品種で味わいが異なります。一般的な赤いトマトは酸味と甘みのバランスが良く、柑橘系の黄色や赤オレンジトマトはより甘味が強めです。用途に合わせて、色やサイズの異なるトマトを使い分けるのも楽しみ方の1つです。
雑学:ししとうの辛さ
ししとうの辛さは、カプサイシンの含有量によって変わります。同じ品種でも生育環境によって辛さが異なるのが特徴です。一般的に、夏場に育ったものほど辛さが強くなる傾向にあります。辛さが好みに合わないときは、種や芯を取り除くと辛さを和らげられます。
まとめ
5月は、春の深まりとともに、さまざまな旬の野菜が登場する季節です。トマトやなす、ズッキーニなどは、色鮮やかでビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な春の野菜です。
これらの野菜には、抗酸化作用や免疫力アップ、美肌効果などの健康効果が期待できる成分が多数含まれています。春の訪れを感じさせる野菜を上手に取り入れることで、活力にあふれた食生活を送ることができます。
また、産地情報や保存方法、効果的な調理法を意識しながら、旬の野菜の魅力を最大限引き出すことができます。家族みんなで春の恵みを味わいながら、バランスの良い食事を心がけましょう。






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