本格的な夏を迎えた7月は、様々な夏野菜が出回る季節です。日差しの強い中、色鮮やかで栄養価の高い野菜たちが私たちの食卓を彩ってくれます。今回は栄養士の目線から、7月の旬野菜について詳しく見ていきましょう。
7月の旬野菜
7月の主な旬野菜は以下の通りです。
夏を感じさせる野菜が勢揃いしています。それぞれの特徴や栄養価、選び方、効果的な調理法を見ていきましょう。
トマト
7月はトマトの最盛期を迎える時期です。
【栄養価】
トマトはカロテノイドの一種であるリコピンが豊富に含まれています。リコピンには強力な抗酸化作用があり、がん予防や心臓病予防に効果的です。
また、トマトはビタミンCやビタミンKも豊富に含まれています。ビタミンCには免疫力アップの効果があり、ビタミンKは血液凝固を助ける働きがあります。さらに、食物繊維も含まれているため、腸の健康維持にも役立ちます。
【選び方】
トマトを選ぶ際は、赤色が均一で、艶のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
きゅうり
7月はきゅうりの旬の時期です。
【栄養価】
きゅうりはビタミンC、ビタミンK、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。ビタミンKは血液凝固を助ける働きがあります。食物繊維は腸内環境の改善に役立ちます。
さらに、きゅうりには水分が多く、クエン酸などの有機酸も含まれています。これらの成分により、体内の熱を和らげる効果が期待できます。
【選び方】
きゅうりを選ぶ際は、しっかりした重量感があり、曲がりくねっていないものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
なす
7月はなすの旬の時期です。
【栄養価】
なすはアントシアニンという色素が豊富に含まれています。アントシアニンには強力な抗酸化作用があり、しみやしわの改善などの美容効果が期待できます。
また、なすにはビタミンB1、ビタミンB6、食物繊維も含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、ビタミンB6は体内の代謝を促進します。食物繊維は便秘予防や腸内環境の改善に役立ちます。
【選び方】
なすを選ぶ際は、艶のある濃い紫色で、重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
ピーマン
7月はピーマンが旬を迎える時期です。
【栄養価】
ピーマンはビタミンC、ビタミンA、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。ビタミンAは眼の健康維持に役立ちます。食物繊維は便秘予防や腸内環境の改善に役立ちます。
また、ピーマンにはカプサイシンという辛み成分が含まれており、抗菌作用や痛み緩和効果も期待できます。さらに、ビタミンやミネラルバランスに優れています。
【選び方】
ピーマンを選ぶ際は、固めでツヤのある物を選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
レンコン
夏から秋にかけて美味しさを増すレンコンも、7月が旬の時期です。
【栄養価】
レンコンはビタミンC、食物繊維、ミネラルが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。食物繊維は腸内環境の改善に役立ちます。
また、レンコンにはイヌリンという水溶性食物繊維が含まれています。イヌリンには血糖値の上昇を抑える作用もあり、糖尿病予防にも期待できます。さらに、鉄分やカリウムなどのミネラルバランスも良好です。
【選び方】
レンコンを選ぶ際は、表面がきれいで、重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
ゴーヤ
一年を通して旬を迎えるゴーヤも、7月がシーズンの始まりです。
【栄養価】
ゴーヤはビタミンC、ビタミンA、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力アップに効果的です。ビタミンAは眼の健康維持に役立ちます。食物繊維は便秘予防や腸内環境の改善に役立ちます。
さらに、ゴーヤには独特の苦み成分のチャンピオンが含まれており、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。また、カリウムやマグネシウムなどのミネラルバランスも良好です。
【選び方】
ゴーヤを選ぶ際は、濃い緑色で適度な重量感のあるものを選びましょう。保存する際は野菜室で3-4日が目安です。
スーパーでの購入時の注意点
7月は旬の野菜が豊富な時期ですが、価格も高めになる傾向にあります。特に人気の高いトマトやメロンなどは品薄になりやすく、良質なものを見つけるのが難しい場合もあります。
また、産地によって味わいや食感が異なることもあるので、定期的に産地やお店を変えて比較するのが良いでしょう。
価格帯
7月の旬の野菜の価格帯は以下の通りです。
保存と下処理
これらの野菜は冷蔵庫の野菜室で3-4日程度保存可能です。ただし、傷みやすい部分は取り除いて、清潔な状態で保存しましょう。
下処理の際は食べる部分を丁寧に洗い、カットする際は食べやすい大きさに揃えると調理がしやすくなります。
効率的な栄養摂取
7月の旬野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なのが特徴です。これらの栄養素を効率的に摂取するには、以下のような調理方法がおすすめです。
また、これらの野菜を組み合わせて調理すると相乗効果が期待できます。例えば、トマトとなすを使ったナスのピカタは、ビタミンやミネラル、抗酸化作用が期待できる栄養バランスの良い一品です。
産地情報
これらの7月の旬野菜の主な産地は以下の通りです。
- トマト:熊本県、愛知県、静岡県
- きゅうり:高知県、千葉県、茨城県
- なす:熊本県、鹿児島県、宮崎県
- ピーマン:高知県、鹿児島県、宮崎県
- レンコン:高知県、徳島県、香川県
- ゴーヤ:沖縄県、鹿児島県、熊本県
季節や気候の変化により産地が変わることもあるので、定期的にチェックしましょう。
雑学:ゴーヤの効能
ゴーヤには、独特の苦味成分であるチャンピオンが含まれています。このチャンピオンには血糖値の上昇を抑える作用があり、糖尿病の予防や改善に効果的と考えられています。また、抗がん作用や肝機能の改善効果も期待できます。この苦味成分は調理方法によって変化するので、ご家庭で工夫してみるのも良いかもしれません。
雑学:レンコンの水分含有量
レンコンは、水分が約90%と非常に多い野菜です。そのため、ボリューミーな食感と低カロリーが特徴的で、ダイエットにも適しています。また、水溶性食物繊維のイヌリンも豊富に含まれているので、腸内環境の改善にも役立ちます。夏バテ予防や美肌効果も期待できるので、積極的に取り入れたい野菜の1つです。
まとめ
7月は、夏野菜の本番を迎える季節です。トマトやきゅうり、なすなどは、鮮やかな色合いと豊かな栄養価が特徴の夏ならではの野菜です。
これらの野菜にはビタミンやミネラル、抗酸化作用のある成分が多数含まれています。暑い夏を乗り越えるために、これらの野菜から活力を得ることができます。特に注目したいのが、美容や健康維持に効果的な成分が豊富に含まれていることです。
また、産地情報や保存方法、効果的な調理法を意識しながら、旬の野菜の魅力を最大限引き出すことができます。家族みんなで夏の味覚を楽しみながら、バランスの良い食生活を送りましょう。






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